父と二人の八重山諸島の旅。西表島の船でしか行けない秘境の船浮きでのツアーの日の後半の話です。今から15年以上前の話。
船浮を名物おじいに案内してもらって、透明度の高いイダの浜につれていってもらったり、ハイビスカスの花を髪にさしてもらったり。
そのときのことはこちらです。
船浮の観光にいかないで、海の家で休憩してた父とも合流しました。
それから船にのって、船浮から西表島のメイン道路につきました。そこに西表島の有名どころの観光に行ってる方の乗ってるバスが迎えにきました。
そしてバスにのって港まで走っていると、バスの運転手さんが、急にバスを止めてくれました。クイナという鳥が今、道路にいるから見てと。
少し離れたとこにバスをとめてくれて、みんなでそっと歩いてクイナを見に行きました。クイナはあまり飛ばないみたいで、道路の端を歩いていました。
それをバスの運転手さんがみつけて、お客さんにみせてあげたいと、バスをとめて知らせてくれたのでした。
みんなでそっと歩いて行って、できるだけ近くにいってクイナをみました。みんな大喜び。バスの運転手さんも降りてきて、説明してくれました。
地元でも野鳥を見るのが好きで、写真を撮るのも好きで、この旅に双眼鏡と、アナログの一眼レフを持ってきていた父は大喜びです。喜んで写真をとって、双眼鏡でみていました。
みんなでクイナをみていると、バスの運転手さんがいいました。あそこをみて、と、上のほうを指しました。
上の方に、天然記念物の、カンムリワシがとまっていたのです。天然記念物ですよと、運転手さんが教えてくれました。
父も大喜び。父は双眼鏡ももってきていたので、よくみえたでしょう。私はちょっと近眼なのでよくはみえなかったのですが、形はわかりました(^o^)
野鳥の大好きな父に、クイナとカンムリワシをみせてあげられてよかったな~。うれしかったです。
残念ながら、そのときの写真は私はとれてないのでここにつけられないのですが。
バスの運転手さんが、みなさんにクイナとカンムリワシをみせてあげられてうれしいですととっても喜んで言ってくださいました。
運転手さんによると、クイナはわりと見ることはできるけど、天然記念物のカンムリワシはめったにみれないので運がいいですよと。15年以上前の話ですが。
運転手さんは路線バスのかたではなくて、旅行会社関係の運転手さんなのだけど、お仕事に心があって楽しそうにしてるのがとってもありがたくてうれしかったです。
だって、船の時間までに余裕があったとしても、お仕事としてやらなければならないことでなくて、純粋に楽しませてあげたいというのだけで、してくださいました。
クイナをみつけたから、バスを止めて、お客さんのみんなに知らせてくれて、みせにいってくれて、説明してくださって。
その優しい行動がカンムリワシまで見せてくれて。みんなにみせてあげられたことをほんとに喜んでくださいました。その運転手さんの心がとってもうれしかったのでした。
それから西表島の港について、船で石垣島まで帰って、石垣島のホテルに帰りました。次回につづきます。こちらです。
みにきてくださってありがとうございます。やさしいあなたにいいことがいっぱいやってきますように。
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