イギリスのオックスフォードの駅の前、たくさんの人が通ってる前で、着物を脱ぎました。色っぽい話ではないです。生命の危機(おおげさ?)で。大和撫子もあったもんじゃない(^-^)
オックスフォードの駅前で人前で着物を脱ぐ
ハリー・ポッターツアー
イギリス2日目は、荷物はロンドンのアパートにおいて、一泊でオックスフォードとコッツウォルズへの一泊旅行です。オックスフォードではハリー・ポッターのツアーに申し込んでました。
ハリー・ポッターの風景の中で、着物で写真がとれたら素敵だなと思った私は、着物を着ていきました。着物は初心者でやっと自分で着付けができる程度です。
50年以上前の着物ですが、母の着物をイギリスで着たかったのです。海外にいったことのなかった母と一緒にいってる気分になれるから。
この着物です。ハリー・ポッターツアーのときは、あまり写真がとれなかったので、旅の最後のほうで、コーンウォールで着物を着たときの写真です。着付け初心者なので、着付けが変なのは許してくださいね。
レンタカーを借りる予定でしたが、レンタカーはハリー・ポッターツアーのあとで予約していたので、一泊分の荷物のはいった重めのリュックサックを、着物姿で手で持っていきました。
オックスフォードの駅から20分くらい歩いて、ツアー場所につきました。プライベートツアーを頼んでいたので、7人で貸しきりで、ハリー・ポッターにゆかりのある場所を説明してもらいました。
ハリー・ポッターの世界きれい。2時間みっちり案内してもらい、あとは自分たちであたりのお店をみて、オックスフォードの駅にもどって、4時間くらの散策でした。
スポンサードリンク
駅で着物をほめられる
駅にもどって、先生たちご夫妻が頼んでおいたレンタカーがきません。先生が電話して聞いてみると、駅前までもってきてくれることになってたのに、どういう手違いか、駅前にではなく、レンタカー屋さんまで取りに来るように言われました。しかも遠いから、タクシーでないと来れないと言われ、先生ご夫妻はタクシーでレンタカー屋さんに出かけました。
私は親友ともう一人の友人と、3人で、鉄道のオックスフォード駅の前にある、バス乗り場のベンチで座って待つことにしました。この3人は英語がほぼ話せません。私はほんのちょとだけ、めちゃくちゃな英語を話します。
オックスフォード駅の構内を歩いていたら、上品な紳士に、すてきな服ですねと声をかけられ、着物というんですよといったら、知ってますよ、素敵ですと言われました。
バス乗り場のベンチに座ってたら、押し車をおした老婦人が近づいてきたので、隣のベンチはあいてるけど、この席に座りたいのかなとおもって、席をたってどうぞといったらと言ったら、ちがうのよ、素敵ね、と言われ、不自由な体でわざわざ近づいて、見に来てくれたのでした。
お礼を言って、やっぱり着物は人気あるなぁ、着物来てると大和撫子気分だわと気をよくする私。
スポンサードリンク
オックスフォード駅前で公衆の面前で着物を脱ぐ
ところが急に気分が悪くなりました。目の前が真っ暗、吐き気、座ってるのも気持ち悪くて無理で、リュックサックのなかにレジャーシートを持ってたので、親友に頼んでひろげてもらいました。
きれい好きの親友が地面の汚れてるところを避けて、きれいなほうに置こうとしたのですが、それさえも待てずに、いいからまてないと言って、地面に転がり込みました。
着物は苦しくて、脱ぐしか考えられませんでした。リュックサックの中には、トレーナーとズボンが入ってました。起き上がれもできない状態。手足を動かすのもしんどいのだけど、体を締め付けるしんどい着物を脱ぎたくて。
寝転んだまま、自分で帯をほどいて、着物を脱ぎ始めました。鉄道オックスフォードの駅の前の、バス乗り場のベンチの横にしいた、レジャーシートの上でです。しかも駅の入り口から一番ちかい、一番人の通る、ベンチの横、しかも駅側なので、ベンチでは隠れません。
友人はさすがに人前で脱ぐ手伝いはためらってたので、自力で脱ぎました。苦しいので、着物用の下着も脱ぎました。意識も朦朧としてて、ただ苦しい、脱ぎたいしか考えられず、無意識で脱いでました。
唯一の救いは、寒い日だったので、おばシャツとズボン下をはいていたので、肌はみえなかったということでしょう。
けど、大和撫子もなにもあったもんじゃない。マナーもあったもんじゃない。すごい失態です。面白い話として笑ってもらえたら嬉しいです。
起き上がれないし、動けない
楽な洋服に着替えても、30分くらいは動けも起き上がれもしません。寝転がったままです。いままでになったことのない状態。気持ちが悪く、水も受け付けないので飲めず、手足がすごくしびれてます。手足がこんなにしびれるのは経験したことがありません。
友人が脈を計らせてねといって、私の脈を計りました。ラッキーなことにこの友人は、ベテラン看護師です。どうしてこんなに手足がしびれるのと不安がって聞いた私に、手足がしびれるわけを教えてくれて、脈も正常だし、顔色もよくなってきたから、大丈夫だよといってくれました。
ガードマンが来る
かなりの間、駅前に寝転んだままだったので、駅のガードマンが大丈夫か聞きにきてくれました。英語ができない私は、会話の通じないお医者さんや病院につれていかれるより、ベテラン看護師の友人の方が安心できるので、あわてて大丈夫といいました(^-^)
スポンサードリンク
しばらく寝転んでいたら、すこし気分はましになり、トイレにだけはいきました。何度もトイレにいきたくなっていくのに、水は体が受け付けない。どうしてトイレによくいくのに、水は飲めないの?ときくと、それも教えてくれました。看護師さんってありがたい。
着物をたたんでもらう
しかもこの友人は、着物の着付けの師範の資格も持っていて、ぐちゃぐちゃに脱いでおいた私の着物を、きれいにたたんで、わたしのナップサックに入れててくれました。
床もないところで、ベンチに座った状態で、どうしてこんなにきれいに基本に忠実にたためるのか、感動です。この友人すごいなぁ。
この友人がいなかったら、救急車で運ばれていたかも。連日の移動で体が弱っていたところに着物を着て、4時間も重たいナップサックを手に持ちながら、しめつけられる着物で歩いてはいけませんね。年齢を重ねたら、無理はいけませんね。
スポンサードリンク
着物も、着付けの上手な方なら、そんなに苦しくなく着付けられるので、着物を着たい方、こんなには苦しくないので、着物はどんどんきてくださいね。わたしの下手な下手な着付けのせいもあるので。
こりない私は、この旅で、ホームステイ先でいいホテルのアフタヌーンティーに行ったときと、コーンウォールのセントマイケルズ・マウントの近くの町を散策するときに、また着物をきたのでした(^-^)
ほんとこりないね~。でもイギリスを着物であるくのが夢だったのでかなってよかったです。
イギリスではスコーンにはクロテッドクリームをつけます。本物の印の黄色い膜のあるイギリスのクロテッドクリーム。よかったらとりよせてみてくださいね。
【英国の老舗ロダス社】<お得10個セット>伝統製法による本物の味クロテッドクリーム28g×10個 <お料理やスコーンのお供に>(Roddas ロッダス)
やっと回復
しばらく寝転んでいたら、やっと気分がよくなりました。普通に歩けるようになれました。1時間近くかかったかな。
レンタカーを借りに、タクシーで行った先生ご夫妻は、タクシーの運転手に遠回りされ、クレジットカードで払いたいといったらできないと言われ、途中タクシーをまたせて、現金をひきだしにいったそうです。
先生が帰ってくるまで、1時間半くらいかかり、その間だったので、先生たちにはまったく知らない事件でした。体調不良で、みんなを待たせるということにはならなかったのが、せめてもの救いです。ほんと、無理は禁物です。反省です。
イギリスはローストビーフがおいしいですね。日本のですがよかったらみてみてくださいね。
旅行に一緒にいった友人とのこと
この日(7月13日)は夜に、旅行に一緒に行った先生に習ってる英会話教室に行きます。ほぼお友だち感覚です。十年以上、一緒に、呑みや食事やライブや旅行に連れ出してくれます。素敵な人生の先輩がいるって、幸せなことです。今夜も楽しんできます。
先生たちとこの旅の最初にいったフランスでのことをかいたブログです。
この友人たちと別れてからひとりでいった、コーンウォールのパワースポットなどです。
みなさんにも幸せがいっぱいやってきますように♪みにきてくださって、ありがとうございます。また来ていただけたらうれしいです♪